大竹伸朗 著. 池田進吾 デザイン. 青山出版社, 2002. Softcover. Text in Japanese and English. Size: 280x210mm.
ずっと絵を描きたい
1974ー1975 北海道・別海~歌志内、大竹伸朗18歳の記録
「18」
ゼロからやり直すことにした。
1974年春、東京の高校を卒業し、上野駅から北海道東部にある野付群別海町の牧場を目指した。授業中読んでいた雑誌記事に見つけた住所にハガキを出し、忘れたころ返事が届いてしまったことがすべての事の発端だった。
届いたハガキ、絵具箱、スケッチブック、鉛筆、カメラ、フィルム、そして二万ばかりの現金、モロモロの重圧を抱えたまま列車に乗り込んだ。あとは一年間4つの季節をその地で過ごすこと、決めたことはそれだけだった。
東京を出て32時間後、当時まだ存在した「西別駅」から8キロ離れた目的の牧場に着いた。
翌朝4時、牧場の作業はスタートした。
あれから28年後の今、それが今でも続いているのを日々、感じはじめている
(帯より)
厚さ3cm。
状態は、表紙にスレ・少汚れ・角に傷み、背にシワ有。一部ページ縁に少ヤケ有。帯は欠けています。