栃折久美子 著 みすず書房 2011年 ハードカバー ジャケット・帯付 205ページ サイズ: 195×135mm
製本家・栃折久美子のエッセイ集。
「金魚の魚拓を一枚作ってくれませんか, 形は天から火のように墜ちてくる格好, つまり頭が地上に向き, 尾が天に向く格好, にして」
ある日, 若き編集者であった著者のもとに届いた室生犀星からの一枚の葉書. やがて魚拓が完成し, その手を離れるまでのなやましい日々を描いた「炎の金魚」ほか, 名ブック・デザイナーにして名文章家による40篇のエッセイ.
装幀やルリユール(製本工芸), 様々な出会いについて, ひとつひとつの出来事を, 丁寧に, 丹念に, たしかめるように書く. まるで, 手仕事そのもののような味わい. (ジャケット裏表紙の解説より)
状態はジャケットに少しスレがあります。