花森安治. 衣裳研究所, 1950. Softcover. Text in Japanese. 218pp. Size: 212x153mm.
花森安治による服飾論。本書の、およそ三分の二には、「美しい暮しの手帖」の第一号から第八号まで、まる二年かかって連載したもの。すきのない身だしなみ、自分に似合うデザイン、物の上手な使い方、美しい体をどうして作るか、あたら一番美しい時期をむざむざとなど、様々なテーマで短いテキストを収録しています。
この本が、わたしの最初の本になった。
わたしのつもりでは、最初の本は、「衣裳論」といったものにするつもりで、三年ほどまえから、ひまを見ては、二枚三枚と書いてきたが、明け暮れの、はした仕事におわれて、それでなくても早い方ではない筆が、一向にはかどらない上に、近ごろになって、目次の立て方をすっかり変える気になったものだから、いろいろの都合もあって、この本を最初に出すことにしたのである。(あとがきの一部より)
状態は、全体に経年による傷み・ヤケ・シミ有。見返しに剥がれ、ページにヨレ有。