刑部信人写真展 「花火」 (6/13 - 6/28)
このたび デッサンでは、写真集『花火』(FOIL) の出版を記念して
刑部信人写真展「花火」を開催いたします。
会場では今年4月に出版された写真集『花火』(FOIL) を販売、
東京では初となる、オリジナルプリントを展示いたします。
夏の夜長、降りそそぎ、流れるような光の風物を
ぜひ会場にてご覧ください。
花火の写真を撮ることには、抵抗があった。
誰が撮っても、それなりに綺麗に撮れ、
オリジナリティーを探すことができなかった。
周りの風景を入れて撮影したものでしか個性をだせないものが多く、
花火単体での美しさと向き合って表現するのは難しいと思っていた。
2012年、本格的にデジタルカメラでの作品制作を始めた。
今までのフィルム写真とは違い、PCモニター上では細部まではっきりと見えた。
アナログ写真とは圧倒的に違う解像度という概念が、そこにはあった。
写真=解像度。高解像度でみたことがないものを撮影しようと思った。
CCDが光を電気に変換し、画像信号をメディアに記録し、再生する。
すべて電子的過程で行うデジタル写真は、
カメラという箱のなかに小さな宇宙をつくっているように感じた。
その年の夏。多摩川の花火大会にいった。
そこで、この「花火」のシリーズの核となる写真を撮影した。
一瞬の爆発から生み出させれる無数の美しさは、
まるで宇宙を見ているかのようだった。
一枚一枚表情が違い、唯一無二の存在であり、
無限に広がる空間と時間を「花火」のなかにみた。
「花火」の作品は、宇宙への憧れを表現している。
画面でしか見たことない宇宙を、花火と写真と使って具現化している。
もしいつか宇宙にいくことがあれば、どんな光がそこにはあるのだろう。
ひときわ輝きを放つ光景を、永遠に撮影できる気がする。
刑部信人
会場:デッサン | dessin
会期:2015年6月13日(土)→ 6月28日(日)
時間:12:00-20:00(火曜休み)
入場:無料
*トークイベント
6月21日(日)18:00~
刑部信人(写真家)
秋山史織(キュレーター / 箱庭)
6月27日(土)18:00~
刑部信人(写真家)
小柳祐介(アートディレクター)
西野圭亮(コピーライター)
※ 対談予定の三島邦彦さんは都合のため欠席となりました。何卒ご了承ください。
定員:各回20名
入場料:¥1,000(1ドリンク付)
※参加人数により、立ち見となる場合もございます。何卒ご了承ください。
トーク終了後には、サイン会を行います。
ご予約、お問い合わせは電話、もしくはメールにて承ります。
03-3710-2310
info@dessinweb.jp
※メールでのご予約は参加日、氏名、参加人数を記入の上ご応募ください。
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