室生犀星 著 恩地孝四郎 画 ほるぷ社 1977年 ハードカバー・ジャケット付 144ページ サイズ:150×210mm
室生犀星の著作。一年の季節を通し、虫やかえる、うさぎ、金魚、かたつむりなど、春夏秋冬のそれぞれに活動する小さな生き物のための詩を綴ったもの。挿画を恩地孝四郎が担当しています。ほるぷ社《名著復刻 日本児童文学館》シリーズの復刻版です。
脚のとれたいなごの、面白い厚き方をしているのを書いてみても、それだけでも詩になります。なんでもないことで、それが実際にあつたことなら詩になります。詩といふものは一等書きやすいものです。うそを書かうとしたり、見ないで考へたことを書かうとしたら、詩はむづかしくなるのです。こんがらがるのです。(「動物詩集」序文より)
状態は、ジャケットに少スレ有。