林光 一柳慧 高橋悠治 武満徹 湯浅譲二 ほか 編 勝井三雄 アートディレクション 全音楽譜出版社 1973 - 1976年 ソフトカバー サイズ:1~5号 / 280×205mm 6~12号 / 210×148mm
『季刊トランソニック』1号から12号までの全号セットです。
「これは作曲家の理論と実践のための雑誌(というよりはアンソロジー)であり、毒にもくすりにもならない時評や、他人の仕事についての評論家のもったいぶった解釈ではなく、創造の指針を提供するためにある。... 」(1号 創刊のことばより)
状態は、各号全体的に経年のヤケ有。ほか各号ごとに特記有。
(左)「1号 特集:全体劇場」表紙挿絵 中西夏之 1973年 126ページ
目次:
「創刊のことば」高橋悠治/「閉じた領域としての劇場」原広司/「質の領域化の方へ」宇佐見圭司/「叙事詩的演劇における音楽の使用について」ベルトルト・ブレヒト/「電子的身振りについて」ヤニス・クセナキス(高橋悠治訳)/「劇場・この悲劇的なもの―エンヴァイラメンタル・メディアとして」湯浅譲二/「マルチプルシアターへの可能性」一柳慧/「うごく劇場あるいはフェスティヴァルの拡散」磯崎新/「対談・天皇の歌・オペラ幻想」佐藤信+林光/「ロバート・アシュリーとの対話」ロバート・アシュリー+高橋悠治/ほか
状態は、表紙にシミ・少汚れ・少傷み・少破れ、天地小口、数ページにヤケ・一部にシミ有。
(中央)「2春号 特集:記号・かたち・楽譜」1974年 155ページ
目次:
「対論・記譜法における問題点」トランソニック同人/「口伝と「タアミーム」再考」水野信男/「中国琴の記譜法」三谷陽子/「ニホンの民謡はどうしたら譜にかかれるか」兼常清佐/「生物界のコード」松平頼暁/「コミュニケーション」コーニリアス・カーデュー(高橋悠治訳)/「楽器からかたちへ」高橋悠治/「手が先き、先きが手」滝口修造/ほか
作品集(新しい記譜法の実験):
「マナンガリ」高橋悠治/「プラティヤハラ・イヴェント」一柳慧/ほか
状態は、表紙にシミ汚れ・シミ、天地小口、数ページにヤケ・スレ・一部にシミ有。
(右)「3夏号 特集:学習」1974年 129ページ
目次:
「なぜ学習か」高橋悠治/「影響の方法論」丸谷才一+高橋悠治/「音楽の「規範」と「教育」」林光/「いわゆる「ベートヴェン批判」資料集」/「ことばが歌うとき」マリー・シェイファー(武満徹訳)/「音の瞑想」ポーリーン・オリヴェロス(塩見允枝子訳)/ほか
作品集(新しい記譜法の実験):
「流れ」林光/「オカリナのためのコンべンション(集会)」坪能克裕/「ピアノ・エチュード」松平頼暁
状態は、表紙に少スレ・汚れ・少シミ、天地小口、ページ内にヤケ・一部にシミ有。
(左)「4秋号 特集:テクノロジー空間」1974年 143ページ
目次:
「妖精のような発明」フェルッチョ・ブゾーニ/「一九七〇年代の電子音響スタジオ」マックス・マシューズ(徳丸吉彦訳)/「微細音響構造のための提案」ヤニス・クセナキス(高橋悠治訳)/「電子音楽における空間」クルト・ブラウコップ(徳丸吉彦訳)/「テープ音楽の器楽への影」湯浅譲二/「寂公の散乱<佐藤慶次郎のオブジェより>」写真・大辻清司/「ウェイブ・トレイン」デビィッド・バーマン(高橋悠治訳)/ほか
作品集(新しい記譜法の実験):
「シグニフィケイション」長与寿恵子/「ピアノのための音楽」甲斐説宗/「インター・ポジ・プレイ・ション」湯浅譲二
状態は、表紙にスレ汚れ・傷み、天地小口にヤケ・シミ有。
(右)「5冬号 特集:組織」大辻清司 表紙写真 1975年 143ページ
目次:
「反応すること」ヴィンコ・グロボカール/「かれらは即興する…即興せよ…即興しよう?」ヴィンコ・グロボカール/「ブレヒト詩《Wir sind sie》の文法構造」ロマン・ヤコブソン/「プロ意識を廃し、ハイ・ファイ的感性を拒絶し、日常生活即音楽の心情に生きる人達」タージ・マハール旅行団 柴田南雄/ほか
作品集(新しい記譜法の実験):
「呼びかわし」湯浅譲二/「スタンディング」近藤譲/ほか
状態は、表紙にスレによる汚れ・少ヨレ・少傷み、天地小口にヤケ・一部にシミ有。
(左端)「6夏号 特集:音楽の政治参加」大辻清司 表紙写真 1975年 95ページ
目次:
「音楽の要求」パウル・デッサウ/「五つの視点」ルイジ・ノーノ/「文化的植民地主義と音楽の革命」高橋悠治/「対談「歌はどこへゆく」」加藤登紀子+高橋悠治/ほか
状態は、背に色褪せ、表紙にシミ・スレによる色剥げ・描きキズ、天地小口、ページ内にヤケ・一部にシミ有。
(左から2番目)「7秋号 特集:エリック・サティ」大辻清司 表紙写真 1975年 111ページ
目次:
「音楽における動物(講演)」エリック・サティ/「序・サティの課題」近藤譲/「サティを弁護する」ジョン・ケージ/「エリック・サティと美術家たち」中原祐介/ほか
状態は、表紙にスレ、背にスレによる印刷剥げ、天地小口、ページ内にヤケ・一部にシミ有。
(右から2番目)「8冬号 特集:脱コンサート」大辻清司 表紙写真 1975年 103ページ
目次:
「現状分析―討論」間章+粟津潔+野田直路+三枝成章+高橋悠治/「作曲における《場》の意識」一柳慧/「作曲ノート・1965-1973」スティーブ・ライヒ/「音楽における時間の《外》と《内》」ヤニス・クセナキス/ほか
状態は、背にスレによる文字剥げ、天地小口、ページ内にヤケ・一部にシミ有。
(右端)「9春号 特集:伝統」大辻清司 表紙写真 1976年 96ページ
目次:
「《引用されるもの》としての伝統」柴田南雄/「太平洋域文化についての一考察」ピーター・スカルソープ/「フリー・ジャズと伝統」清水俊彦/「解体と再生《反語的ロック・メディア論への素描またはロック分野における伝統と異化》」間章/ほか
状態は、表紙にスレによる色剥げ、背に色褪せ、天地小口、ページに内にヤケ・一部にシミ有。
(左)「10夏号 特集:音と都市」表紙写真 大辻清司 鈴木和男 本文カット 1976年 112ページ
目次:
「環境の音楽」マリー・シェイファー/「《バック・グラウンド音楽》と《環境音楽》」一柳慧/「反権力の音楽生産《環螺旋体経営?》」坂本龍一/ほか
状態は、背に色褪せ、表紙にスレ・一部色褪せ、天地小口、ページ内にヤケ・一部にシミ有。
(中央)「11秋号 特集:運動」大辻清司 表紙写真 鈴木和男 カット 1976年 128ページ
目次:
「音楽運動は可能か?《トランソニックの場合》」林光+近藤譲+松平頼暁+柴田南雄+高橋悠治+湯浅譲二/「声明《3》」ハンス・アイスラー/「私有か集団か?」フレデリック・シェフスキー/ほか
状態は、背に色褪せ、表紙にスレ・少色褪せ、天地小口、ページ内にヤケ・一部にシミ有。
(右)「12冬号 特集:民衆の歌」大辻清司 表紙写真 鈴木和男 カット 1976年 136ページ
目次:
「討論―民衆の歌」武藤一羊+林光+高橋悠治/「ラテン・アメリカ 民衆の新しい歌」浜田滋郎/「ラツィオの《詩人の歌ううた》」マルコ・ミュラー/ほか
状態は、背に色褪せ、表紙にスレによる僅かな傷み、天地小口、ページ内にヤケ・一部にシミ有。