北村太郎 思潮社 1988年 初版 ハードカバー ジャケット・帯付 117ページ サイズ:230×150mm
小説『荒地の恋』(ねじめ正一著)のモデルとなった、詩人北村太郎の詩集。
外界にむかって開かれた港のようにみずみずしく五感を解放して、変幻を重ねる風景と内面の意識を卓抜な詩方が捉えてゆく。やさしい眼差しと軽妙なペーソスやユーモアのなかにも、忍びよる死と老いの不安な想念を織り込み、横浜の港の風物を背景にひとりの人間の孤独で自由な生の軌跡を描く。
話題の「手帖」連作に新たな新篇を加え再構成した長編詩集(帯より)
状態は、帯に少イタミ有。ジャケットにスレ・背上下部にヨレ・テープ剥がし跡シミ有。本体は天地小口にヤケ、天にシミ、見返しにテープ剥がし跡シミ有。