Oskar Kokoschka. Thames and Hudson, 1974. Softcover with dust jacket. 240pp. Size:237×158mm
オーストリアの表現主義画家オスカー・ココシュカが晩年に記した自伝。第一次世界大戦やナチスからの亡命といった歴史的事件を背景に、芸術家としての歩みと内面的な探求が綴られています。単なる回想録ではなく、自身の芸術観や創作への姿勢を語る精神的記録ともいえる内容で、恋人アルマ・マーラーとの関係や、演劇や教育への関与も描かれます。詩的かつ哲学的な文体で、自らの人生を「見ること」と「描くこと」に重ね合わせた一冊です。テキストは英語。
状態は、表紙の角に傷み。特に天にシミ、天地小口にヤケ。見返しにテープ跡有。