横山雄. Self Publishing, 2026. Limited Edition of 200. Softcover. Text in Japanese and English. Size: 183×183mm.
横山雄の個展に合わせて刊行された少部数zine。植物の絵を中心とした20ページで、凸版とオンデマンドの二種類で印刷された布貼りの表紙が手触りが印象的な一冊。
毎日、公園を歩く。ありふれたことでも、小さな秘密のまじないみたいなものだ。公園をぐるりと一周しながら私は地面に落ちている小さな植物を拾って家に持ち帰ったりして、ときに線でなぞる。
公園はみんなのものだ。犬を連れている人もいれば、読書をしている人もいる。輪になってバレーボールをしている人もいれば、鴨の親子もいて、風も吹いている。みんながそれぞれのやり方でここに居る。この場所がゆるやかにまわっているような感じで。日々の繰り返しは単調なものかもしれない。でもそれは自分と周りの空気や色、声との関係をひとつひとつ確かめることでもある。公園の中でいろんな人がそれぞれの時間を過ごしているように、私たちはかすかに互いの存在を感じ合いながら日々の一部になっているのだと思う。小さなくり返しは単なる出来事でも、たしかに希望や人間らしさを育む土台となる。この本はそんな営みを見つめるためのものです。
新刊です。












