シンティア・トゥルトーザ・サンティステバン. Chose Commune, 2025. Hardcover. 160pp. Size: 105x145mm.
スペイン人写真家、シンティア・トゥルトーザ・サンティステバン (Cintia Tortosa Santisteban) の作品集。作者が毎日記録している映像を切り取り静止画にしたものをまとめた本書は、自宅のバルコニーから見下ろしたすぐ先にある田んぼが描く日常と、その道を通る人々を探る。
日本に住む作家は、毎日儀式のように5階にある自身の小さなアパートから映像を撮影する。眼下には田んぼが広がり、通行人や農業に勤しむ人、子供たちが、徒歩で、自転車で、車で、行き交う。繰り返されることのない日々に潜む細やかなものを照らし出す、儚い無二の瞬間で構成されたシリーズのように、作者は人々の日常生活を観察する。
2021年以降、作家はアパートから日々観察しているこの風景を映像で記録してきた。この記録を用い、季節の変化、移り変わる色彩、それぞれの物語を知らなくてもなぜか見覚えがあるように思わせる人々の姿を、静止画として切り取った。
作家にとって初刊行物である本書は1,000本を超える映像のアーカイブから選定された約100点の画像を収録する。それはまるで日常生活という劇場を覗くことのできる小さな窓のようである。
(twelvebooks)
*新刊です。












